貧血、これは重いものではない場合に限って、普段食べているものを改善することで、症状を改善できる、とされています。
外食が多かったり、インスタント食品ばかりを食べている人は、栄養が偏りがちになって、鉄分が不足することになります。
それが原因となって、貧血になるのです。
次の症状がある場合、もしかすると貧血かもしれません。
たとえば、立ち上がるときに、目がくらむような感じになったり、疲れやすくなった、息切れをするようになった、など、今までの自分より体力低下を感じる、このような場合には、もしかしたら貧血が原因となっている症状かもしれません。
貧血の原因は、その6割から8割が鉄分が不足するものです。
その鉄分ですが、ヘム鉄と非ヘム鉄、2種類に分かれます。
ヘム鉄は、肉や魚に多く含まれていて、吸収率が1割から2割程度、また非ヘム鉄は植物性の食品に多く含まれ、吸収率が1パーセントから6パーセント、となっています。
ですが、非ヘム鉄が意味がない、というわけではなく、ビタミンCと非ヘム鉄を一緒にとると、吸収率が上がる、とされていて、さらにクエン酸も、吸収を促進する効果がある、とされています。
吸収率の高いヘム鉄は魚に多く、植物性の食品に多い非ヘム鉄は、先ほど述べたように、ビタミンCやクエン酸と一緒にとるといいようです。
例えば、大豆食品の中でも特に鉄分が多い油揚げと、ビタミンC、鉄分の両方が多い小松菜を使った料理は、多くの鉄分の吸収が期待できる、といえるようです。